“舟唄”“雨の慕情”“愛の終着駅”……ヒット曲を数多く持つ演歌界の大御所が、この数年、新たな音楽ジャンルへの挑戦を続けている。2012年にリリースしたジャズアルバム『夜のアルバム』は世界75か国で配信され、ニューヨークのジャズクラブ「Birdland」でのライブも実現させた。マーティ・フリードマン作曲“MU-JO”ではロックにも挑んだ。今回リリースされる『哀歌-aiuta-』はブルースアルバム。寺岡呼人プロデュースの本作は、ブルースの名曲カバーに加え、THE BAWDIES、横山剣、中村中からの楽曲提供を受け、歌手・八代亜紀の心をブルースに注いだ。 人に寄り添い、共に悩み、その声を届ける。八代は、「私は表現者ではなく代弁者」と語る。八代亜紀の音楽には、哀しみの中にある人への眼差しが通底する。だからこそジャンルを越境しようとも、決してジャンルに飲み込まれない温かみを帯びる。終始微笑みながら丁
卓越した演奏技術で、数々の名演を残してきたギタリストChar。 レジェンドが切り拓いてきたロックな道のりとは。 話すと、とても優しくてユーモラス。そして人懐っこい。そんなCharだが先日、ライヴで意外な一面を見た。盛り上がったステージ。アンコールに応えて出てきたものの、機材トラブルなのか、ギターの音が出ない。途中で復旧こそしたが、最後には愛用のフェンダー・ムスタングを放り投げてしまった。「久しぶりに投げたね。一回ああいうことやっとかないと若い楽器は調子に乗るから」 Charはいつもギターと一緒だ。初めてギターを手にしたのはまだ子供の頃。5歳上の兄の影響だった。「小学校1年の時の担任が、『この子には芸術的なことを習わせたほうがいい』って母親に言ったんだよね。それで母親がピアノを習わせた。でもピアノ教室にいるのって女の子だけだし、まさに“習い事”っていう感じがして行きたくなかった。俺にとって
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く