冥王星はきわめて小さな天体だが、流れる氷河、興味深いくぼみのある領域、かすんだ空、多くの色を持つ風景など、信じられないほど多様な特徴が見られる。溶岩ではなく氷を噴き出す「氷の火山」や氷に浮かぶ山々があり、さらに衛星は予想もつかない動きをしているようだ。 冥王星の三つの事前想像図 2015年7月に冥王星へのフライバイを成功させたNASAの探査機「ニューホライズンズ」の科学者チームは、11月9日、米国天文学会惑星科学部会の年次総会で新たな観測結果を発表した。観測データが示す冥王星は、事前の予想とは全く異なる天体だった。 ニューホライズンズの主任研究者であるアラン・スターン氏は、「探査の成績は『優』ですが、予想の成績は『不可』です」と自己評価する。「冥王星系には驚かされてばかりです」。 冥王星の南極付近にある2つのくぼみは氷の火山のカルデラかもしれない。2つのくぼみは、それぞれライト山とピカ
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