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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/FUKAMACHI (10)

  • 今もこれからも、すてきないい町 - 深町秋生の序二段日記

    三陸の旅を終えて以来、虚脱状態が続いている。 山形が停電から復旧し、テレビやネットで情報を追い続けていたが、この世のものとは思えない津波の映像に震え、ぶらぶら歩いていた釜石の商店街が波に呑みこまれ、あとはもうひたすら恐ろしかった。 地震当日の午前中は、宮城県松島のカフェで原稿を書いていた。午後に山形で用があり、久々に帰郷したところで地震に遭った。その用事がなければ、「いいところだな」と、太平洋岸の町をうろついていたと思う。 最近は、ずっと旅をしていた。 三陸をうろつく前の週は、福島の郡山やいわき市に。海を見ていると、原稿執筆のモチベーションが維持できるという理由で、今年の冬は沖縄や福島、仙台、三陸をぶらつきながら、わりとストイックに原稿に向かっていた。旅をしながら、同時にカンヅメでもあったのだ。 プライベートな空間では原稿がまったく書けないので(個室に入るとロクなことをしない)、家には帰ら

    今もこれからも、すてきないい町 - 深町秋生の序二段日記
    kosui
    kosui 2011/03/17
  • CM倫理とオトナの遊艶地 - 深町秋生の序二段日記

    最近、テレビのCMをぼさっと見ていると、消費者金融のCMよりも、「借金のご相談はこちら」とやさしく語りかけてくれる弁護士事務所のやつとか、おまとめローンを勧める銀行のやつとか、まあ多重債務者向けのCMがとても多くなった。 最近はもう朝っぱらからこの手のやつをやっていてぎょっとしてしまう。「借金……大変なの?」などと若いおねーちゃんがストレートに語りかけてくるやつがあるが、もはや時代は「ご利用は計画的に」ではなく、「計画破たん者はこちらへ」という時代に変化しているのかもしれない。チワワ犬のあのアイフルさえもコケちまったし。 しかし最近のテレビといえば、自局の番組宣伝かパチンコのCM、宝くじ、借金と、あと包茎手術と護身用具の通信販売をやれば実話系雑誌並みになれるぐらいの品のなさで、前にもそれを嘆くようなエントリを書いたが、よくよく考えてみると、昔のテレビCMに品があったのかといえば、べつにそう

    CM倫理とオトナの遊艶地 - 深町秋生の序二段日記
    kosui
    kosui 2009/10/16
  • 深町秋生の序二段日記

    では一句。 八百長は 相撲もだけど 裁判も と、皮肉をぶちぶち言いたくなるような5月場所であった。 「なんでこれで(裁判に)負けなあかんねん!」という週刊現代側の慟哭が聞こえてきそうな迷勝負が飛び出して大笑いしてしまった。 私は長年のプロレスファンだけあって、「八百長はあってもいいけど、バレてはいけない」という独特の基準を持っている。しかし相撲ファンでもなんでもないトーシロの目から見ても、「お前ら、いい加減にしろよ」とツッコミを入れたくなるほどゆるかった。 筋書きがあるのなら、なおのことハッスルせんかい! と力道山や梶原一騎の霊が降りてきてそう叫ばせるのだが、まあ力士の場合は楽するためにやるのだからしょうがないだろう。いつまで銭を払う価値が保てるかどうか疑問だけれど。 http://www.nikkansports.com/sports/sumo/news/p-sp-tp3-2008101

    深町秋生の序二段日記
    kosui
    kosui 2009/05/25
  • 深町秋生の序二段日記

    しかしなんのジョークなんだ? http://www.asahi.com/national/update/0415/TKY200904150306.html(asahi.com(朝日新聞社):すき家ゼンショー、告発した店員を告訴「飯5杯盗んだ」) http://d.hatena.ne.jp/plummet/20090415/p2(これはあまりにもないわゼンショー(すき家) - 世界の中心で左右をヲチするノケモノ 【絶対領域散華編】) まあ恫喝以外の何者でもないくだらない手法だけれど、それにしても言うにことかいて、メシ五杯分盗んだからという江戸時代か戦後闇市時代のような内容に慄然としてしまった。すばらしきかな21世紀。 http://www.zensho.co.jp/jp/ir/investor/index.html投資家の皆様へ | IR情報 | ゼンショー ZENSHO) しかしそんなゼ

    深町秋生の序二段日記
    kosui
    kosui 2009/04/21
    男前
  • 深町秋生の序二段日記

    この恐慌下で一層歯止めがきかなくなるのは「若者離れ」であろう。うむ。 いやなんの話かといえばあれだ。これまでだって「若者の○○離れ」はうんざりするほど経済誌や新聞でも伝えられてきた。車、家庭用ゲーム機、ブランド品。活字。外。その他いろいろ。 しかし若者の悲惨な窮状や、シビアな金銭感覚を考えれば、高価な奢侈品や豪快なエンジン音を轟かせるスポーツカーになんか金をださなくなるのは当然だろうが、今回話したいのは「若者が商品から離れる」のではなくて、その逆である。「商品が若者から離れる」時代が格的に到来しそうだなあと思ったのだった。もう昔からそういう傾向が続いていたとは思うけれど、けっこうあからさまにそれが表れる時代になるのではないかと。 先日、なにかの雑誌で、「コンビニ第三の雄 ファミマの躍進」というような記事を読んだ。正確な見出しは忘れたが。とにかくまあそれで社長のインタビューなんかが載って

    kosui
    kosui 2009/03/23
  • パックマン、ゴールデンボーイを食す。 - 深町秋生の序二段日記

    ボクシング界では9・11並みにすごいことが起きた。 今回はちょっとマニアックな話。ボクシングである。 アジアの至宝、アジアの大砲と呼ばれる4階級制覇のフィリピン人ボクサー、マニー・パッキャオがなんとデラ・ホーヤを一方的にぶちのめしたのである。 パッキャオはアメリカでたぶんもっとも有名なアジア人である。ヘビー級重視のアメリカのボクシング界でスーパースターの座についた。フライ級やジュニアフェザー、ライト級を制し、アジア人初の4階級制覇を果たしたのだ。サウスポースタイルの超強打者であり、軽量の選手でありながら、リアルはじめの一歩といった感じで、極悪な左ストレートで相手をロープまで吹っ飛ばすというマンガみたいな怪物である。(池上遼一のマンガみたいなパンチ)大物チャンピオンを次々に捕することからパックマンのあだ名がついた。 怪物とはいえ、相手は6階級制覇という前人未到の記録を作った生けるギネスブッ

    パックマン、ゴールデンボーイを食す。 - 深町秋生の序二段日記
    kosui
    kosui 2008/12/08
    香川照之の詳しさは異常。
  • 深町秋生の序二段日記

    なにかの兆しがつづいている。テレビ各局がパチンコ、競馬、ロトシックス、膣カンジダ治療薬、競艇……のCMを流していた。ニュース時間帯に。あぜんとする。CMの質をとやかくいえるほどテレビ局の台所は楽ではないのだとか。 辺見庸「水の透視画法」9月20日山形新聞 今のテレビCMを見ているとなんだか複雑な気分になる。 なんだかんだ言ってもテレビはけっこう見ている。ニュースや格闘技番組ばかりだが、タモリ倶楽部やプロレス中継といった深夜のやつをガンガン録画して、暇があるとそれを見ている。しかしそれであぜんとさせられるのがCMだ。とくに深夜。 もうずっと昔から「うわ、最低。あのCM」とか「製作者低脳!」とか、まあ画面を見ながら言いたい放題だったのだけれど、最近はそんな怒りさえわかず、ただ暗い気持ちになる。 冒頭で引用した辺見庸氏の言葉を借りれば、ニュースという時間帯でさえCMはこうである。ゴールデンタイム

    深町秋生の序二段日記
    kosui
    kosui 2008/09/26
    とりあえず山下達郎だからOK
  • 深町秋生の序二段日記

    小田嶋隆氏のスポーツコラム集「1984年のビーンボール」を読んで爆笑してしまった。 あるコラムにて、Jリーガーの風貌を「まるで渋谷をうろつくガキのような顔」と評したサッカー通で知られる小説家に「お前だって新宿うろついていたガキの成れの果てみたいな顔じゃないか」とツッコミを入れていたのだ。あはははは。 や、おかしかったのは別にそこじゃなくて、そうはいうものの小田嶋氏が「選手のファッションが洗練されていけばいくほど、肝心な競技はダメになっていく」という論理を展開していくところで笑ったのだ。ホントだよ! まあ暴論である。ベッカムやイチローや中田ヒデは、一流アスリートにして、ファッション方面でも注目されたらしいし。ファッショナブルでも活躍している選手はいっぱいいる。あとダルビッシュ。あいつ実力が落ちたら、ものすごく叩かれるんだろうな。今年の流行語になんで「中出し」が入らないのかが不思議だ。あと人気

    深町秋生の序二段日記
    kosui
    kosui 2007/11/16
    「サッカー通で知られる小説家」って誰ですか?あと小田嶋さんの本の紹介なのに馳星周の小説のリンクがあるのはなぜですか??/「ヴェルディやマリノスが落ちぶれ」いやいやいやいや
  • 深町秋生の序二段日記

    いやあ、面白かった。 短く感想。亀田次男をまったく評価していなかったけれど、ちょっとだけ私の中では株が上がった。相当な練習を積んでいたのは間違いないだろう。内藤にテンプルのあたりをさんざんぶっ叩かれたように見えたが、まったく揺るがないところに不気味さを感じた。若い選手らしい無尽蔵なスタミナも大したものだと素直に感心した。 またハートの強さもかなりのものを感じる。単に口だけ野郎だと思っていたが、あれだけの大舞台で最後の最後まで不遜でコッキー(生意気)なヤングファイターであり続けたところに素質を感じた。どこか気弱さが滲み出る長男と違って、ちゃんと技術を身につければなかなかの選手に仕上がるかもしれないとも思った。かなりパンチをもらっていたと思うが、まったく腫れあがらない顔も謎。なんにしても身体的にはタフにできているのだろう。 とはいえ内藤の完勝。それは揺るがない。TBS実況&解説陣の極端な偏りぶ

    kosui
    kosui 2007/10/12
    『会場が「大毅、腹を切れ、腹を切れ。切腹! 切腹!」と黒いコールで覆われていた』
  • 深町秋生の序二段日記

    http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/seiron/34073/ 今さらあの品格爺様をけなしたところで、肥溜めに向かって「てめえはクソだ」となじるくらい意味がないと思ってスルーしていたけれど、やっぱりこういうせんずり文章を見るとムカムカしてしょうがないので内容を勝手にいじってみた。ふざけやがって。いつかきっと、でかいと勘違いしているてめえのナニを切り取って口に突っ込んで黙らせてやる。 若い人たちへのの年賀状(勝手に改訂) ■人類が誇れる文化を生んだ日 ≪してはいけないこと≫ 新年おめでとうございます。君にとって、日そして世界にとって、今年が昨年より少しでもよい年になるように祈っております。といっても、少しでもよい年にするのは実は大変なことです。 君の生まれたころに比べ、わが国の治安は比較にならないほど悪くなっているとよく言われますが、

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