2024(令和6)年の元日、能登半島の先端を震源とするマグニチュード7.6の地震が発生し、志賀町、輪島市で震度7を記録するなど北陸地方は大きな揺れに襲われました。津波や土砂崩れ、大規模な火災など甚大な被害が発生し、道路や水道の復旧に時間がかかるなど、被災地では現在も不自由な生活を送られている方が多くいらっしゃいます。 輪島市門前町の大本山總持寺祖院・大祖堂 2022年12月4日撮影 横浜から能登半島は遠く離れた場所にありますが、深いつながりがあります。例えば、鶴見区にある曹洞宗の大本山總持寺(そうじじ)は、輪島市門前町(もんぜんまち)に起源があります。また、横浜市内で銭湯を営み、支える人びとのルーツも多くが能登半島にありました。石川県の鹿島郡や羽咋(はくい)郡、七尾市の神社には、鳥居や狛犬、灯籠に「横浜」の文字が刻まれています。横浜で成功した銭湯経営者は、郷里への恩返しとして積極的に寄付を