これまで液晶テレビの弱点の1つとされてきた暗所コントラスト。それを飛躍的に向上させようという手法が、LEDバックライトを用いたローカルディミング(局所減光)である。昨秋、シャープ、ソニーが先行して商品化したこの手法を、この春東芝が“REGZA”の最上位モデル「ZX8000シリーズ」に採用、大きな注目を集めている。 ここ数年、趣味性の高い映像モード「映画(プロ)」を磨きあげ、専門家筋から画質のよさで高い評価を得ていた東芝“REGZA”だが、55V型と46V型の2モデルが用意されたこのZX8000を「映画を楽しむ大画面液晶テレビのスペシャリティ・モデル」と位置づけ、絵がらに応じてLEDバックライトの明るさをエリアごとに変えることで業界最高値のダイナミックコントラスト200万:1を実現した。 実際にその映像をチェックしてみたが、本シリーズの画質は、今日すべての大画面テレビの中で間違いなくナンバー