17日午前10時55分ごろ、足湯付きリゾート列車「とれいゆつばさ」(福島発新庄行き)が南陽市のJR奥羽本線赤湯―中川間で羊と衝突し、緊急停止した。とれいゆと山形新幹線つばさの上下計4本、普通列車上下3本が最大1時間遅れた。羊は市内のワイナリーが所有する現場近くのブドウ畑から逃げ出し、線路へ入り込んだとみられる。 JR東日本山形支店によると、運転士が線路上にいる羊を目撃した。乗客にけがはなく、とれいゆは車両点検後に45分遅れで運転を再開した。約1030人の足が乱れた。 このワイナリーでは畑の除草のために羊を9頭飼育しており、このうち5頭が逃げ出し、1頭が線路内に入ったとみられる。畑には高さ約1.5メートルの柵を張っていたが、一部が崩れていたという。