フローレンス本部スタッフ、保育スタッフが全員集合!(2014年11月に開催された10周年パーティーで) 僕はこれまでに、ソーシャルビジネスやNPOが「個人商店」から脱皮できないまま、代表者(経営者)の高齢化や死とともに、その役割を終えた事例を数多く見てきた。 それではいけない。なぜなら、僕たちが展開するソーシャルビジネスは、先述したように「公の器」という存在なのだから。その組織や事業がなければ、今まで支えていた「困っている人達」が、真っ逆さまに奈落の底に落ちて行くことだってあり得る。 「経営者がどうなろうと、その組織は続いていく」 それこそが、社会事業を立ち上げた人間の責務だと僕は考える。 永続のための仕組み化と、それゆえの距離 それゆえ、仕組み化は欠かせない。最初は全部自分でやるが、徐々に下の人間を育てていき、任せていく。管理職という職位をつくり、スタッフ達への指示は自分ではなく、彼ある