首都圏のライブ会場が不足する「2016年問題」について、日本芸能実演家団体協議会(以下、芸団協)会長で能楽師(人間国宝)の野村萬、サカナクションの山口一郎、JAM Projectの影山ヒロノブらが5日、東京・芸能花伝舎で記者会見を開き、問題提起を行った。 【一覧】首都圏のライブ会場 主な改修・建て替え施設は… 「劇場・ホール2016年問題」とは、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、首都圏の大型施設の閉鎖、建て替え、改修時期が重なり、2016年以降、コンサートや芸術舞台の会場が不足することに対し、芸術団体、プロダクション、プロモーターらの危機感から浮上した問題。 今年に入り、1月末に東京・青山劇場(収容人数1200人)が閉鎖、3月末に日本青年館(同1360人)が一時閉館(18年初夏をメドに移転)、10月4日をもって渋谷公会堂(同2084人)が建て替えのため一時閉館に。来年