■ なんてったって旬ヤサイ 如何なるヤサイであっても流通と貯蔵技術の発達のオカゲで " いつでもドコでも " 買い求めることが出来るようになりました。種苗や品種の改良でクセもなく長持ちするヤサイが増えているのも確かです。それはそれで便利でカイテキな社会になった一方で、私たちが忘れかけている旬ヤサイの美味しさと云うものがあります。 例えばトマト、昔はあの青臭くてツンと苦みを感ずるような香りがザ・トマトって感じでしたけれども、いつの間にかフルーツのような高糖度トマトが主体になってしまいましたね。キュウリも昔はヘタに近い部分はキョーレツなエグミがあったものですが、今は端から端まで美味しくいただけます。もう数え上げればキリがありません、それくらいニッポンのヤサイはある意味進化していると言えるわけです。 ところがイナカ暮らしをしていると思わぬところでムカシよく食したヤサイのお味に遭遇することもありま