文章:蒼崎青太郎(twitter:@seitaro_aozaki) twitterのフォロワーの方々の間で話題となっていたので、気になって実際に手に取って読んでみたライトノベル『夏へのトンネル、さよならの出口』。 これは本当にライトノベルという分類に該当するものなのかと疑問を抱きながら読み進め、読み終えた時にはどこか大作アニメ映画を見終えたような感覚に陥りました。 とにかくめちゃくちゃ面白い。 今回はその『夏へのトンネル、さよならの出口』のなるべくネタバレにならない範囲での書評です。 作品紹介 【ガガガ文庫】第13回小学館ライトノベル大賞PV 第3弾【夏へのトンネル、さよならの出口】 「ウラシマトンネルって、知ってる?そこに入れば欲しいものがなんでも手に入るんだけど、その代わりに年を取っちゃうの―」。そんな都市伝説を耳にした高校生の塔野カオルは、偶然にもその日の夜にそれらしきトンネルを発見