ご飯食べてたらカッコいいセリフが思い浮かんだ 「旅をするのは、少しだけ死ぬことだ」と、ある日、思った。 家族で食卓を囲みながら、ふと。いきなりなかなかのハードボイルドが来た。 それはもしかしたら、少し前に読んだ松浦弥太郎の『場所はいつも旅先だった』からの影響なのか。 「生きていることが辛いなら、いっそ、小さく死ねばいい」とゆるく励ましてくれたあの歌からの連想なのか。 「さよならだけが人生だ」と言い切った井伏鱒二、ひいては寺山修司の言葉からなのか。 分からないけれど、私にとって、旅は別れなんだと思った。 おばあちゃんが作った梅干しを白米に乗せて海苔で巻いて食べながら思った。酸っぱかった。 自分を変えるために 人が自分を変えたいなら 付き合う人を変える 時間の使い方を変える 住む場所を変える のどれかをするといい、という言説がある。 この、3は引っ越しのことだよね。引っ越しで、ある意味今までを
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