「スポーツを心静かに楽しみたい」-。サッカーJ1浦和レッズのサポーターによる差別的な横断幕問題を機に、スポーツを心底、純粋な気持ちで堪能したいという機運がじわり拡大している。サポーターが群れをなし、怒号が鳴り響くような応援は二流、三流の証し。フーリガン化した暴力的な応援は、紳士たるJリーグにふさわしくない。選手にプロとしての卓越した技術を求めるのであれば、サポーターも「12人目の存在」であることを自覚せねばならないようだ。楽しめるスタジアム 試合中、片時も休むことなく繰り返される応援歌の大合唱、挑発的な言葉が並ぶ横断幕…。観客席が一部のサポーターに占拠され、スタンドを真っ赤に染める熱狂的な浦和サポーターの応援に対して、「恐怖心」を抱いてきたサッカーファンは少なくない。Jリーグ初の無観客試合はスポーツの原点に戻るうえで「再出発の日」(淵田敬三社長)になったに違いない。 「無観客試合」があった
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