産まれる前の世界ですから。 1909年、今から約100年も前、フランスのとある裕福な銀行家Albert Kahn氏は地球上の人々の生活を写真で記録しようとチームを結成しました。Kahn氏のチームはカラー写真の原点であるオートクローム写真を7万2千枚も撮影。撮影した国は50カ国以上。現存する最も大きな初期カラー写真のコレクションだと言えます。 最近になって「Albert Kahnの素晴らしき世界(The Wonderful World of Albert Kahn)」と題してKahn氏自身と彼の壮大なプロジェクトについてBBCが9回シリーズで放送しています。 Kahn氏が写真に興味を持ったきっかけは日本への旅行だそうです。それから Kahn氏は世界のあらゆる所へと彼のチームをオートクロームカメラ(簡単にカラー写真がとれる初のカメラ)と共に送り込んでいったのです。日本人としてはうれしいですね、