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2010年3月17日のブックマーク (3件)

  • 人間は、考えるアホである - 書評 - アホの壁 : 404 Blog Not Found

    2010年03月16日05:30 カテゴリ書評/画評/品評Love 人間は、考えるアホである - 書評 - アホの壁 初版を買いそびれてしまった。Amazonの在庫もやっと復活したようだ。 アホの壁 筒井康隆 筒井作品を薦めるのは、かなり有機、いや勇気がいる。 それは筒井作品が、読む狂気であり、読む凶器であるからだ。今までさんざん取り上げ、あまつさえパロディまで書いているにも関わらず、単独書評がなかったのはそれが理由だ。いや、「家族八景」を取り上げているが、こちらは漫画の方なので、関節、いや間接書評というべきだろう。 しかし、書に関しては安心して薦められる。筒井康隆を知らない人から、筋金入りのツツイストまで。これほど穏やかな筒井作品ははじめてかも知れない。それでいて見間違いようもなく筒井康隆なのだからすごいとしか言いようがない。 作「アホの壁」は、タイトルを除けば「アホ真面目に」アホを

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  • 神話が考える - 仮想算術の世界

    ちょっと気晴らしに2ほど書評を書いてみました。 紀伊国屋サイト さて、今度新著が出ます。タイトルは『神話が考える ネットワーク社会の文化論』(青土社)。3/24以降に書店に並ぶことになっています。東さんに帯文をいただきました。アマゾンでの予約も始まっていますので、よろしければぜひ。 執筆は(『ユリイカ』の元連載の内容をほとんど放棄したということもあって)何かやたらと時間がかかってしまったわけですが、全体としてはまぁ悪くないには仕上がったのではないか。ふつうの文芸評論とは使う語彙をかなり変えていると言えば変えているのですが、ベースにあるのはここ30年くらいの比較的オーソドックスな人文系の言説なので、結果として見ればけっこう保守的な評論です(笑)。それに、今回の趣旨は別に時代論でもありません。むしろコンピュータやインターネットの台頭以降も、そして社会がますますリベラル化していくなかで

  • 民俗学嫌い - jun-jun1965の日記

    常一がいつの間にかけっこう文庫化されていて人気があるらしいのを知った。佐野眞一の『旅する巨人』の影響もあるのだろう。 宮は、1980年代に再評価され始めたという。私が宮の名を知ったのは、確か1979年に伊丹十三が朝日新聞で「私の日地図」全15巻を勧めた時のことだが、既に67年から著作集の刊行は始まっており、当時で25巻くらいあったのか。それのほかに『私の日地図』があるわけだから、ずいぶんたくさん書く人だなあ、と思ったものだ。著作集はその後も『私の日地図』も入れて、今では50巻にもなっている。 それからほどなく『忘れられた日人』『家郷の訓』が岩波文庫に入り、のちそれらは読んだ。「土佐源氏」などはむろん面白かったが、これは宮作のポルノが原典で、実話かどうかは疑わしい。 『旅する巨人』は大宅壮一ノンフィクション賞受賞作だが、実はあまり面白くない。当時から、佐野の代表作はこれでは

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