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ブックマーク / dankogai.livedoor.blog (84)

  • 事実は小説より喜なり - 書評 - 夏への扉 [新訳版] : 404 Blog Not Found

    2009年08月05日16:00 カテゴリ書評/画評/品評Love 事実は小説より喜なり - 書評 - 夏への扉 [新訳版] 早川書房高橋様より、まさかの献御礼。 夏への扉 Robert A. Heinlein / 小尾芙佐訳 [原著:The Door Into Summer] 全く同じ作品なのに、これほど印象が変わるとは。 1988年にこの宇宙を去った著者に、見せて上げたい。 我々が、どれほど遠くに来たのかを。 そして、開けるべき扉が、どれほど残っているかを。 作「夏への扉」は、日で最も人気のあるSF小説の一つ。それだけに、献者の高橋氏も指摘する通り、「(SF)業界の人には飽きられた」作品でもある。私自身、作より「異星の客(Stranger in a Strange Land)」の方が好きだ。別に作の主人公の名前がダンだからではない。Heinleinなのにエロがないから?それ

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  • 問題、解くだけじゃつまらない - 書評 - キュートな数学名作問題集 : 404 Blog Not Found

    2009年08月04日17:30 カテゴリ書評/画評/品評Math 問題、解くだけじゃつまらない - 書評 - キュートな数学名作問題集 筑摩書房松様より定期便にて献御礼。 キュートな数学名作問題集 小島寛之 これは素晴らしい。 と同時に惜しい。 何が惜しいかというと、なぜ書を書いたのかという問題を、あと一歩のところで著者が解き損ねているからだ。しかしこの惜しさが、書の価値を上げている。ワイルズに成り損ねたからといっても、クンマーの価値が下がらないのに似て。 書「キュートな数学名作問題集」は、ありそうでなかった問題集。 楽しい問題集 - hiroyukikojimaの日記 もうすぐ発売になるちくまプリマー新書の『キュートな数学名作問題集』は、今までの『高校への数学』での連載や、塾に勤務していた頃に院生たちと議論しながら作った問題を30問収録してある。 目次 - 手入力 まえがき

  • 感無量 - 書評 - アイの物語 : 404 Blog Not Found

    2009年08月01日19:30 カテゴリ書評/画評/品評Love 感無量 - 書評 - アイの物語 「人もまた沈黙せず」を読んですぐ入手して、あまりにすごいのですぐには書評できず、[文庫版が出たら書評]の脳内タグを貼っておいたのに、3月に出ていたとはorz。 アイの物語 山弘 現時点における、マイベストフィクション。 書を読まずして、もはや物語は論じ得ない。 作「アイの物語」は、物語であると同時に物語論であり、そして物語の物語であると同時に、虚数単位iの物語であり、一人称単数Iの物語であり、そして愛の物語である。 目次 プロローグ (level 0) インターミッション 1 (level 0) 第1話 宇宙をぼくの手に (level 2) インターミッション 2 (level 0) 第2話 ときめきの仮想空間 (level 2) インターミッション 3 (level 0) 第3話

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  • 大学運営がビジネスライクになった本当の理由 : 404 Blog Not Found

    2009年02月08日23:00 カテゴリNewsValue 2.0 大学運営がビジネスライクになった当の理由 いつもの内田節なのだが.... 大学はどうなるのか (内田樹の研究室) しかし、大学に30年いてわかったことは、教育については「あらゆる教育プログラムが滑らかに進行し、学生たちの顔が知性と歓喜に輝いていた“教育の黄金時代”をもう一度甦らせよう」というタイプの「物語」が教育者を「やる気」にさせる上でもっとも効果的であるということである。 ふと「それではなぜ大学運営はビジネスライクになったのか」と考えたら、呆れるほど散文的な答えが出てきた。 それが、右のグラフ。1980年を100として、国立大学の学費、私立大学の学費、そして実質GDPがどのように推移したかを表している。元となった数値は以下から入手した。 国立・公立・私立大学の授業料及び入学料の推移 国立大学の授業料(標準額)の推移

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