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ブックマーク / www.tachibana-akira.com (3)

  • なんだ、“食糧危機”はウソだったのか【書評】 – 橘玲 公式BLOG

    すこし前のだが、川島博之氏の『「作りすぎ」が日の農業をダメにする』を紹介したい。 川島氏はシステム分析の専門家で、糧問題やエネルギー問題など、利害関係者の思惑によって議論が錯綜するやっかいな問題について、マクロのデータを冷静に分析したうえで現状を把握し、未来を予測することの重要性を強調する。書は、『「糧危機」をあおってはいけない』や『「料自給率」の罠』とともに、”糧自給率”や“糧安全保障”といった言葉に踊らされる日国内の議論がいかに不毛なのかを、国連糧農業機関(FAO)や国連人口局、世界銀行などの公開データを基に徹底的に暴いていく。 1950年に25億人だった世界の人口はその後爆発的に増加し、2011年には70億人に増えた。それと同時に、農業における科学技術革命によって1950年頃から米や小麦、トウモロコシなど穀類の単収が急増し、豚肉、鶏肉など肉の生産量も大幅に伸びて

    なんだ、“食糧危機”はウソだったのか【書評】 – 橘玲 公式BLOG
    kotobuku
    kotobuku 2012/11/09
    世界じゅうで、食料は余っている。そしてこれが、先進国を中心に深刻な農業問題を引き起こした。
  • 大震災と宗教の沈黙 週刊プレイボーイ連載(3) – 橘玲 公式BLOG

    ローマ法王ベネディクト16世は、日に住む7歳の少女から、「どうして日の子どもは怖くて悲しい思いをしなければならないの」と訊かれて、「私も自問しており、答えはないかもしれない」と返答しました。このやりとりは日でも報じられ、多くの日人は、「大震災の悲劇はローマ法王の信仰ですら揺るがした」と理解しました。 しかし、これは正しくありません。 稀代の碩学である故・小室直樹博士は、「キリスト教の質は予定説である」と述べました。予定説というのは、この世界で起きる出来事はすべて神によって「予定」されており、個人の信仰や努力にかかわらず、誰が救われて誰が救済されないかはあらかじめ神によって決められている、という論理です。 この予定説を否定してしまってはキリスト教徒ではなくなってしまいますから、当然、ローマ法王は大震災も原発事故も神の「予定」であると確信しています。しかしなぜ神がこのような災害を起こ

    大震災と宗教の沈黙 週刊プレイボーイ連載(3) – 橘玲 公式BLOG
    kotobuku
    kotobuku 2011/06/27
    ローマ法王は大震災も原発事故も神の「予定」であると確信しています。しかしなぜ神がこのような災害を起こしたのかは、最後の預言者であると同時に神でもあるイエス・キリスト以外に知ることはできません。
  • 『ONE PIECE』とフランス革命 週刊プレイボーイ連載(7) – 橘玲 公式BLOG

    いまや「21世紀日が生み出した聖書」(内田樹)とまでいわれる『ONE PIECE』は、「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を求めて大海原をゆく“海賊”ルフィの冒険を描いています。その壮大な神話的世界をひとことで説明することはとてもできませんが、物語の核にあるのが「仲間」であることは間違いありません。 ところで、仲間とはなんでしょう。 フランス革命で蜂起した民衆は、王政(旧体制)を拒絶し、「自由」「平等」「友愛」の旗を掲げました。とはいえ、近代の「原理」としてあまりにも有名なこの3つのスローガンのうち、自由と平等はだれでもすぐにその意味をつかめるものの、友愛(フラタニティ)という言葉はよくわかりません。日では「慈善」や「博愛」などとも訳されますが、それが革命とどんな関係があるのでしょう。 フラタニティは、もとは中世のイングランドで流行した民間の宗教団体(結社)のことでした。都市の成立と人

    『ONE PIECE』とフランス革命 週刊プレイボーイ連載(7) – 橘玲 公式BLOG
    kotobuku
    kotobuku 2011/06/27
    ルフィと仲間たちの冒険は、フランス革命に起源を持つ正統的な友愛=友情の物語なのです。
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