6歳未満でも臓器摘出へ=国内初、脳死判定 6歳未満でも臓器摘出へ=国内初、脳死判定 富山県の病院で6歳未満の男児が脳死と判定されたことが14日、分かった。改正臓器移植法に基づき、6歳未満の幼児から移植のための臓器摘出が行われれば、国内で初めてとなる。 6歳未満の脳死判定では、1回目の判定から24時間以上経過した上で2回目の判定を行うなど6歳以上と比較して高いハードルがあった。幼い子どもの脳死移植については、数カ月以上心臓が拍動を続ける「長期脳死」の例が成人と比べて多いことなどから慎重な見方が根強い。一方で、臓器提供を待つ難病の子どもの中には海外で移植手術を受けざるを得ないケースもあり、改めて関心が高まりそうだ。 改正臓器移植法は2010年7月に全面施行され、15歳未満の臓器摘出も認められることになった。11年4月には10代前半の少年が脳死判定され、臓器移植が実施されている。(2012/