“何でも屋”木村拓 手本は「メシを食う量も凄い」アノ人 【巨人3−3ヤクルト】木村拓は4月に37歳になった。今季は坂本、松本ら若い選手の台頭が目立つチームにあって、裏方に徹してきた。2軍落ちした時も、ジャイアンツ球場では若手とともにランニングメニューをこなしてきた。 ナインには定期的に差し入れをする。知人にうなぎ弁当を発注し、両手に抱えきれないほどの量を東京ドームに持ち込む。「これを食べてみんな元気になってくれればいいからね」と笑う。夏バテ知らずのナインの活力の源だ。 まだまだ老け込む年ではない。1メートル73と決して体格に恵まれていないが、目標があるから頑張れる。4歳年上の阪神・金本とは広島時代にプレーした。「ウエートトレーニングのやり方とか教わった。金本さんはとにかくメシを食う量も凄かったから、見習ってきたんだよ」。常に明るくベンチを盛り上げる。まさに“何でも屋さん”としてチ