学問(おもに哲学)の慣用句あるいは思考の基準として、しばしば「剃刀」が登場する。これらは「どのような考えに基づいて取捨選択をするか」という方針である。その剃刀をまとめて解説した。また、名前のもとになった人物についても簡単にまとめた。 剃刀まとめ 剃刀は英語でrazor(レイザー)という言葉の翻訳である。なおこのレイザーはレーザー光線を意味するlaserとは関係はない。 学問における剃刀は哲学で多く登場するが、ジャーナリズムなどもある。 オッカムの剃刀 剃刀の中でもっとも有名なものがこれであろう。物理をはじめとした自然科学でよく引用される。 物事を説明するモデルが複数ある場合は、もっとも単純なものを選ぶべき オッカムの剃刀 ウィリアム・オブ・オッカムは中世ヨーロッパの哲学者。神学者。 ハンロンの剃刀 こちらもオッカムと並んで有名。哲学というよりは道徳に関する考えかた。 愚かさによって説明でき