国民負担増から国民を救う政治へと転換する「救民内閣」の発足を掲げて発言が注目されている前兵庫県明石市長、泉房穂氏(60)が東京新聞の取材で東京都知事選の意義を語った。「誰が知事に選ばれるかで、東京から日本をどのように変えるかを決める可能性も秘めている」と首都のリーダー選びの重要性を主張した。主なやりとりは以下の通り。(聞き手・関口克己) 泉房穂(いずみ・ふさほ) 1963年、兵庫県明石市生まれ。弁護士、社会福祉士。東大教育学部卒業後、NHKディレクターなどを経て、司法試験合格。2003年衆院選に民主党公認で兵庫2区から出馬し比例近畿ブロックで初当選。11年に明石市長。19年に市職員への暴言騒動で辞職、出直し選で当選。23年4月まで3期12年の在任中、18歳までの医療費▽中学生の給食費▽第2子以降の保育料▽市内の遊び場▽満1歳までのおむつ—の「五つの無料化」を市独自で実現した。