ポルトガルという国は早くも1436年に、アフリカ人奴隷を首都であるリスボンに送っていた。15世紀半ば以降、活発に海外進出を図っているのがポルトガルなのだ。 スペインはポルトガルに少し遅れて海外進出をすることになる。いわゆる植民地政策だ。どちらの国も、初期は南米そして中国への進出、その後は北米などへ進出していった。 15世紀後半からは南米のコロンビア・ベネズエラ・ブラジルとアンデス山脈の国々であるエクアドル・ペルー・ボリビア・パラグアイ・チリ・アルゼンチンなどの、いわゆるインカ音楽を基礎に持つ国々へ進出していった。 このシリーズは植民地の歴史を紐解くものではないのだが、ギターに関して伝えておかなければならないことがある。 植民地とギター ギターが深く関わった音楽 クラシック フラメンコ カントリー・ミュージック フォークソング フォーク・ムーブメントと『いちご白書』 植民地とギター スペイン