案の定、JavaScrip界隈でも用語法は混乱してますねー。僕は、言葉使いには割と神経質なほうで、用語の整理を試みたり造語をしたりして、……それでよけい混乱を助長したり、と、そんなことを以前の私的メモでも書きました(「あー、用語法は難しい!」)。 今回も「どうしようかなー」と悩んだ末、説明の方便として、用語の整理(若干の造語を含む)はすべきと判断しました。今回は「即値型」という言葉を導入して説明します。基本的なところから話をはじめます。つまんないかも知れないけど、JavaScriptの奇妙さに立ち向かうためには基礎固めも必要かもよ。 ●コンピュータが扱うデータは所詮メモリブロック コンピュータで扱えるデータは、結局のところ、メモリ内の特定の場所(特定のアドレス)からはじまる特定の長さ(つうか、幅つうか、サイズつうか)を持つ領域です。これをメモリブロックと呼んでおきましょう。 メモリブロック