前王朝と血のつながりがないのは、イングランドの、11世紀前半のデーン人の王朝、11世紀後半のノルマン・コンクェスト直前の極く短期間のハロルド2世、ノルマン・コンクェスト(※)、と11世紀だけに集中しており、ほかに私が直ぐに思いつくのは、ロシアのロマノフ朝成立前後ぐらいで、確かに少ないですね。 (※:ノルマン・コンクェスト後の王家に、アングロサクソン王家の血筋が入ったのは、ヘンリー2世の時です。) 古代ゲルマン人の社会では、「指導者は選ばれるもの」という概念があった、というのが一般的な考えだと思います。イングランドで、ノルマン・コンクェスト直前に、かつての王の血筋をひく者(それも50年前の王の男系の孫なので、それほど遠縁とは言えない)がいたにもかかわらず、ハロルド2世が王に選ばれたのはその現われですし、神聖ローマ帝国の皇帝選挙も、形式上はその伝統を受け継いでいます。カペー朝の成立も、ユーグ・
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