HIV治療に大打撃も=欧州債務危機しわ寄せ−アフリカ HIV治療に大打撃も=欧州債務危機しわ寄せ−アフリカ ギリシャに端を発した欧州債務危機が、軌道に乗り始めた世界のエイズウイルス(HIV)対策に大打撃を与える恐れがあると医療関係者が警戒している。アフリカのHIV対策に取り組む看護師で、国際援助団体「国境なき医師団(MSF)」の保健政策・支援顧問マリエル・ベメルマンスさん(38)は、対策を支える基金への「先進国の拠出が先細りする恐れがある」と強く警告する。 28日までにブリュッセルで、時事通信社の電話取材に語った。オランダ出身でアフリカとは無縁だったベメルマンスさんは、看護師となりHIVと向き合ううち「エイズが風土病化しているアフリカ」に直面。治療の「システム自体を変える手伝いをしたい」と2001年から10年間、スーダン、コンゴ(旧ザイール)、ジンバブエ、マラウイと各国で暮らし感染者と寄