(↑↑↑この写真は昭和28年に売られていたラジオだそうです。) 前回の記事では、人口の観点から、終戦直後の日本における結婚環境を概観しました。女性にとっては、非常に厳しい結婚環境だったのですね。 そんな状況と平行して、終戦直後から我が国にも「恋愛」が大々的に輸入・普及されていきます。今回は、それにからめて、当時の結婚について見てみましょう。 広まり始めた「恋愛結婚」、昔ながらの「見合結婚」、それから、古くから地方に見られた「知合結婚」が並存する社会状況。当時の各々について触れてみます。 前回と同じく 『日本人の性生活』 著者:篠崎信男 氏 文芸出版(昭和28年10月25日発行)をもとに紹介します。 ■婚姻前の女性が抱いた男性像の希望類型 ~『日本人の性生活』より~ 女性が抱いた男性像の希望類型(=初婚、再婚、年齢差、職業、地位、学歴、定収入・・・等30項目)について、恋愛結婚を行った妻は、