Paraskavedekatriaphobiaというのは、「13日の金曜日恐怖症」という意味なのだそうだ。phobiaが恐怖症だから、Paraskavedekatriaが13日の金曜日ということなのかな? 正直言って、聞いたこともないし、そういう症状を示す人を見たこともない。日本では、これはジョーク以上の意味を持たんからだろうけれど。 ところが、英語圏には13日の金曜日に対して、かなり深刻な不安感を持つ人が結構いると聞く。イエスが磔刑に処されたのが金曜日だったという記述が聖書にあるのが一つの根拠らしいが、13日というのはどこから出てきたのかよく判らないらしい。 この日に関する通念が成立したのは近代以降だという説もあり、その辺の曖昧さがいかにも迷信の迷信たるゆえんであろうが、それで不安にさいなまれる人が現実にいるわけで、何事もビジネスの種にしようと思っている人々の目に止まらないわけがない。