強制適用が始まる韓国 IFRS適用を目指す日本企業の間で、韓国企業への注目が集まっている。韓国は2011年にIFRSを強制適用する予定で、最終的には2000社がIFRSを適用予定。任意適用は2009年から可能で、2010年1月現在では42社がIFRSを任意適用していた。製造業が多く、輸出への依存度が高いという共通点を持つ日本と韓国。日本企業が参考にできることは何だろうか。 あらた監査法人によると、2010年1月現在でIFRS強制適用の対象となる韓国企業の75.1%がIFRSの適用のプロセスを始めている。強制適用の1年前と考えるとこの数字は「順調さを示す数字」と、あらた監査法人のディレクター スティーブン・チョン氏は話す。チョン氏は韓国のPwCでIFRSを適用した韓国企業に多数関わった会計士。日本のPwCに出向し、そのノウハウを日本企業に伝えている。 あらた監査法人のディレクター スティーブ