人生は辛い。未来への不安は消えない。世の中って甘くない。 けれども、そんな日々の中にだって「幸せ」は存在する。 いつでもどこでも、美味しいお酒とつまみがあればいい――。 混迷極まる令和の飲酒シーンに、颯爽と登場した酒場ライター・パリッコが、「お酒にまつわる、自分だけの、つつましくも幸せな時間」について丹念に紡いだエッセイ、noteで再始動! そろそろ飲みたくなる、毎週金曜日だいたい17時ごろ、更新です。どんぐりを食べたいとあこがれること数年「どんぐりをつまみに飲みたい」と、もう何年も前からずっと思っていたんです。 いえ別に、「縄文人の食文化を実体験として学びたい」とかそういう高尚な志からじゃありません。僕、公園でぼーっとお酒を飲むのが好きなんですけど、毎年この時期になると、地面にそりゃあもう無数のどんぐりが落っこちてますよね。「これ、ぜ〜んぶ食べられたら、さっきコンビニで買って今つまみにし
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