石川忠 東京農業大学 農学部 生物資源開発学科 教授。20歳の頃にカメムシに出会い、その後20年以上に渡りカメムシの研究をしている。著書に「カメムシ博士入門(全国農村教育協会)や、「日本原色カメムシ図鑑第3巻(全国農村教育協会)」などがある。
光害と霧で霞んで見える夜のニューヨーク。光害は自然に混乱をもたらしており、人工の光が樹木に与える影響により、昆虫が好まない硬い葉が育つようになっているという。(PHOTOGRAPH BY JIM RICHARDSON, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 人工の光によって夜空は過去10年ほどの間に毎年10%ずつ明るくなっており、過剰な人工の光がもたらす「光害(ひかりがい)」は、人類が環境にもたらした最も劇的な変化のひとつとなっている。そしてその変化には、世界中の昆虫たちも気がついている。(参考記事:「鳥がビルに衝突死も、野生生物を惑わす光害を減らそう」) 2024年8月5日付けで学術誌「Frontiers in Plant Science」に掲載された新たな論文によると、街灯のように夜通し点灯されている人工の光は、木々の葉を硬くし、昆虫にとってあまり食欲をそそらないものにし
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セックス目的で交際している関係、セックスフレンド! それは限られた動物だけに許された娯楽! ということで皆さんお久しぶりです。おおかみ書房の劇画狼です。 今回、AM編集部さんからご依頼いただき、賢明な読者の皆さんに「セフレについて学べるマンガ」をいくつか紹介させていただくことになりました。 誰しもが興味を持つが、普通に生きているだけではなかなか作ることができないセフレ。 実際にどこに行ってどうやったら作ることができるの? ……そういった諸々の!セックスライフに大切なことは! 全部マンガが教えてくれる! 「劇画狼が選ぶ、セフレについて学べるマンガ3選」!! わたし、桜樹レイコ! どこにでもいる女子高生! マガジンマガジン『BLACK BRAIN』①(第2波 8P目) パパの仕事の関係で静岡県から東京に引っ越してきたの! 今日からの転校先での新生活、いい出会いが待ってるといいな! マガジンマガ
高山チョウの一種・ミヤマシロチョウ発見の地である八ケ岳で、調査や保護活動をしてきた「茅野ミヤマシロチョウの会」(事務局・長野県茅野市)は3月末で解散し、15年の歴史に幕を閉じる。数年前から姿が見られず絶滅状態と考えられることに加え、会員の高齢化が理由。福田勝男会長(81)は「いなくなった最大の理由は地球温暖化だと思うが、我々に手の打ちようがない。やれることはやった。解散は仕方ない」と話す。【去石信一】 会は2008年に発足。それ以前、福田さんらが日本チョウ類保全協会の調査に参加し、数の少なさに驚いたことがきっかけだった。会員は46人からスタート。3年目には100人を超えたが、現在は約40人に減り、最近5、6年は新入会員がいない。
製造・販売元のTAKEOによると、「ちりめんマゴット」(1袋4グラム[※マゴット約500匹]で税込み580円)のおすすめの食べ方はおにぎりだという。この記事の写真をすべて見る イエバエの幼虫(マゴット)を養殖するベンチャーのフライハイ(東京都渋谷区)は昨年、食用の「乾燥マゴット」を発売した。うじ虫というと汚いイメージがあるが、フライハイのマゴットは、豆腐屋から出たおからを食べて育った清潔な「箱入り虫」である。 【写真】しょうゆ風味で普通においしい。 ハエの幼虫を使った「ちりめんマゴット」はこちら 近年、昆虫食が注目される背景にあるのが“タンパク質危機”だ。国連の予測では、世界人口は2050年に100億人に迫り、タンパク源が足りなくなる恐れがある。だが1キロの牛肉を生産するためには約25キロの飼料が必要なように、家畜の増産は環境への負荷が大きく、限界がある。 一方、体温を維持する必要がない昆
「コオロギは食べてよいと聖書の記述が書き換えられた」昆虫食めぐり「闇が深い」とツイートが拡散→誤り。実際の記述は…?拡散しているのは、旧約聖書の「レビ記」をめぐる記載。「食べて良いもの、悪いもの」を規定している部分で、昆虫を指している記載だ。「こおろぎ」とされている場合もあれば、「いなご」や「ばった」の場合もある。 食料問題の解決策のひとつとして世界的に広がりを見せている昆虫食をめぐり、「聖書の記述がコオロギも食べてよいと書き換えられた」などとするツイートが拡散している。 もともとは「いなごの類」だけとされていたものが、2017年に書き換えられたと主張し、それを「陰謀」などと指摘しているが、これは誤りだ。 当該部分についてはさまざまな解釈があるが、指摘されている聖書については、1970年に出版された旧版から「こおろぎ」の記載がある。 また、英語版の聖書では100年以上前から「コオロギ」(c
生徒たちが給食を調理する徳島県小松島市の高校で、県内の企業が開発した食用コオロギの粉末を使ったコロッケの給食が提供されました。 小松島市の小松島西高校では、調理師資格の取得を目指す生徒たちが給食を作っています。 28日は、世界の食糧問題について考えてもらおうと、生徒と教員の発案で、食用コオロギの商品開発を行う徳島大学発のベンチャー企業と協力して、コオロギの粉末を使ったコロッケの給食を提供することになりました。 生徒たちは、かぼちゃのペーストなどに肉の代わりにコオロギの粉末を混ぜ合わせ、一口サイズに丸めて油で揚げました。 給食の時間になると、食堂に多くの生徒が集まり、コロッケを次々に口に運んでいました。 食べた生徒は「おいしかったです。コオロギが入っている感じは全くわかりませんでした。これくらいなら給食に出ても食べられると思います」と話していました。 コロッケを考案した2年生の長尾妃莉さんは
代表の齋藤です。やばい昆虫食ができた!ということで、思いがけずにツイッターでバズりました「まゆ刺し」ですが、どんだけのやばさなのかをお伝えできたらと思います。 思いがけずにバズった10月9日のまゆ刺しツイートはこちら。 新しい昆虫食ができました!その名は「まゆ刺し」。カイコの繭を刺身感覚で楽しめるやばい昆虫食です。繭の食感を味わうという新感覚の体験をどうぞ。 土日祝店舗限定のメニューです! pic.twitter.com/a6Z2MCuTSC — [公式]TAKEO|野菜、昆虫、魚、肉 (@takeo_tokyo) October 9, 2022 まゆ刺しツイートがバズった 10月9日(土)、営業開始直前に店舗限定の新メニューをお知らせするツイートをしました。この投稿が3日間で約6,000件のいいね、約3,000件のリツイートを獲得することになります。フォロワー数が4,000人のTAKEO
環境保護団体パイザッチャス・ビウスは、スペインのピレネー山脈に広がる耕作放棄地に、近隣の草原から集めてきた種子をまき、チョウが好む野草の草原を作り出した。(PHOTOGRAPH COURTESY PAISATGES VIUS) 生物学者のコンスタンティ・ステファネスク氏は、25年前の夏から毎週、スペイン、カタルーニャの各地を歩いてチョウを数えている。2020年7月のある晴れた日、彼はフランスとの国境、ピレネー山麓の草原に足を踏み入れた。昔は、この草原に咲く野生の花々に集まるヒメシジミを50匹も60匹も数えたものだった。 この草原にチョウが多かったのは、農家が年に1、2回だけ草を刈り、その干し草を冬の間の家畜の餌にするという昔ながらのやり方で牧草地を維持していたからだ。しかし、ステファネスク氏がこの場所でチョウのモニタリングを始めてから数年後、農家は牧草地の管理をやめてしまった。やがてイバラ
テレビやラジオなどでもたびたび取り上げられる「北海道にゴキブリはいない」説。結論から言えば、「いる」のだが、本州以南でのゴキブリとは事情がちょっと違うようだ。今年夏、記者が札幌市の名所で目撃したゴキブリのコロニー(生物集団)の実態を追った。 8月中旬の夜9時ごろ、札幌市中央区の円山公園を散策していた時のこと。ジョギング愛好家が走り抜ける小道のそばに目をやると、立ち木の根元付近でカサカサとうごめく小さな影が多数見えた。2本の長い触角、濃い茶色の体……。時には口に出すこともはばかられる「G」。ゴキブリそのものだった。 札幌市中心部の木に数十匹 公園内にあるハルニレなどの古木の、ゴツゴツとした表皮や空洞になった幹の内側から出たり入ったり。樹液を大量に出している大きな樹木や周囲の地面でもガサゴソ。1本の木に数十匹。数の多さから繁殖をともなったコロニーにみえた。涼しくなった9月下旬まで容易に観察でき
いよいよ本格的に秋だ。 いかに沖縄といえど、日が落ちれば肌寒さを覚える。 南国の森からも生物たちの息遣いがいくらか聴こえづらくなってきたこの頃である。 だが、この季節の沖縄だからこそ出会える素敵な大型昆虫がいる。 その名も「ヤンバルクロギリス」だ。 V6と同年にデビュー ヤンバルクロギリスの生息地は世界でも沖縄本島にしか生息していない。 さらに言えば、その小さな沖縄本島の中でも北部エリアに広がる山林地帯、通称「やんばる」にしか分布しないというレアモノぶりである。 ある日、何かの拍子にやんばるの森が消えてしまったら、ヤンバルクロギリスは地球上から姿を消すことになる。極端な話だが。 原生の自然を残すやんばるの森 ところで、こうしたある地域にしか分布していない生物のことを当該地域における「固有種」という。 やんばるといえば今年2021年には西表島や奄美諸島と併せてUNESCOが定めるところの世界
環境省は小笠原諸島に生息する希少なチョウ「オガサワラシジミ」が絶滅したとみられると発表しました。絶滅したとすれば、日本固有のチョウとしては初めてです。 国の天然記念物に指定されているオガサワラシジミは、ペットとして持ち込まれたとされる外来種のトカゲグリーンアノールに食べられたことなどで個体数が減り、環境省などが保護活動を続けていました。環境省によりますと、小笠原諸島では2年間、個体が発見されておらず、別の場所で人工的に繁殖をさせていた個体も先月末にすべて死にました。環境省は小笠原諸島で生きている個体がいないかモニタリングを続けますが、発見されなかった場合は、日本のチョウとしては初めての絶滅となります。環境省はグリーンアノールによる被害は他の生き物にも広がっていて、環境省は小笠原諸島で侵入を防ぐ柵を設けることにしています。 《映像提供:(公財)東京動物園協会》 ※動画をご覧の方へこのニュース
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京都大学の芦生研究林で、深夜、林床をさささっと動き回るカマドウマに会い、翌日の日中、水中のハリガネムシと、サケ科渓流魚、ヤマメやイワナと会った。 佐藤さんが、今回、彼の「研究室」である森で見せてくれた「フルコース」はそのようなものだった。 単一の種というよりも、生態系の中のエネルギーの流れの中に位置づけられた存在として語る部分が大きかったのだが、そういう話題が一段落した後で、今度は生き物の方を中心にもう一度振り返っておきたい。わずかながらフィールドで触れあった「彼ら」をめぐるあれこれについて落ち穂拾い。 まずは渓流魚。 これは美しい。ありていに言って、美しい。 佐藤さんはもともと渓流魚の保全研究者で、サケ科の魚の話題になるともう感情移入しまくりだ。同行した編集者もカメラマンも上級の釣り人なので、芦生研究林のヤマメやイワナの美しさに感嘆していた。ぼく自身も、「宝石のような」とかありきたりの言
デカい昆虫といえば、なんと言ってもクワガタである。 その中でもとりわけ大きくなり、日本最大の称号を誇るのが長崎県対馬に生息するツシマヒラタクワガタである。 日本に生まれた虫好きとしては、一度は見ておかなければなるまいと対馬へ行ってきた。 対馬はずるい いきなり個人的な話で恐縮だが、僕のツシマヒラタクワガタへの愛憎あるいは確執とも言うべき想いの始まりは今から30年以上前、4歳児の頃にさかのぼる。 いわゆる昆虫少年であった僕は、発売されたばかりのクワガタ図鑑を読み耽っていた。 クワガタってのはねぇ。ロマンなんだよ。 わが実家は古本屋なので、基本的にそういった図鑑の類は店が仕入れたブツから拝借していたのだが、これだけは新刊で買ってもらったのだ。よほどしぶとくねだりまくったのだろう。 この図鑑がまた子供心をくすぐりまくる作りで、当時知られていた日本産クワガタの全種全亜種がずらりと写真付きで掲載され
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