『謎のアジア納豆 そして帰ってきた〈日本納豆〉』著者 高野秀行さん 出版界の最重要人物にフォーカスする『ベストセラーズインタビュー』。 記念すべき第80回のゲストは、誰も行かない世界の辺境を冒険するノンフィクション作家・高野秀行さんです。 第35回講談社ノンフィクション賞を受賞した『謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア』(本の雑誌社刊)、『恋するソマリア』(集英社刊)の2冊のソマリア紀行本が話題となった高野さん。 最新作『謎のアジア納豆 そして帰ってきた〈日本納豆〉』(新潮社刊)は、日本の伝統食だと思われがちな納豆が、アジアの辺境地域の少数民族の間でも日常的に食べられていることを発見したことから始まり、あまりにも深すぎる納豆紀行が展開されるノンフィクションです。 タイ、ミャンマー、ラオスの一帯から始まり、ブータンやネパール、中国から日本へ。飽くなき納豆の探