神奈川県鎌倉沖の相模湾で重さ1・56キロ・グラムの巨大な天然アワビが捕獲され、横須賀市の長井漁港に17日水揚げされた。 大きさは縦22センチ、横18センチで、縦横とも普通のアワビの約2倍。仕入れた逗子市小坪の水産会社経営安田隆司さん(62)は、「1・5キロ超のアワビを見たのは40年ぶり。入札で落とせて良かった」と話している。 安田さんによると、入札は17日に行われ、通常のアワビの2倍以上となる1キロ・グラム当たり1万1000円の高値で落札した。分量は10人前くらいになるという。普通は刺し身や焼き物で味わうが、「この巨大アワビはどう食べればいいか、ちょっと想像できない。味は濃くて、歯ごたえは良さそう」と安田さん。今週末にも、東京の築地市場に出荷するという。