バナナの皮で作ったウナギの「皮細工」 【高橋諒子】8月3日は土用の丑(うし)の日。ウナギは価格高騰が続いているが、さいたま市北区のアートクリエーター恵夢(えむ)さん(51)は最近、意外なものを使って、かば焼きをモチーフにした作品を完成させた。 暑さで食欲がなかった恵夢さん。栄養価の高いバナナを食べようと、皮をむいた瞬間、「ふと、皮がウナギに見えたんです」。バナナを使った「皮細工」を作ろうとひらめいた。 バナナの皮が黒くなるのを生かしてウナギの皮に見立て、保存できるよう溶剤を塗って、ペンで色を付けるとウナギのかば焼きそっくりに。本物のウナギは高嶺(たかね)の花になってしまったが、「このウナギは家にあるもので十分つくれる」。 溶剤を重ね塗りして肉厚にするなど、試行錯誤を重ねている。ただし、もちろん食べられない。 関連リンク土用の丑、街に広がるあの匂い 開店前から行列も(7/22)蒲焼き