式年遷宮が行われている伊勢神宮に訪れた外国人に日本の神道文化を理解してもらおうと、神社本庁や伊勢神宮などでつくる式年遷宮広報本部が作成した英文冊子のインターネット版(PDFファイル)が、3カ月で約180万件のダウンロード数を記録し、神社関係者を驚かせている。ダウンロードは海外が8割を占め、神社本庁の担当者は「神道がもつ自然環境への崇敬の念が海外で見直されていることの反映ではないか」と話している。 冊子のタイトルは「SOUL of JAPAN」でA5判55ページ。神を「god」とせず、「自然界の聖なる力や生命力をカミと表現してきた」と説明。外国人がイメージする「不思議な宗教性」を強調するのではなく、祭りや神社などを日本人の生活文化に溶け込んだものとして紹介している。 英文作成を担当した神社本庁国際交流課の岩橋克二課長(43)によると、英文で書かれた神道の解説書は日本の神道書を英訳したものがほ