キタシロサイ、最後の雄死ぬ=乱獲の末、事実上の絶滅-ケニア ケニアで生息していた地球上最後の雄のキタシロサイ「スーダン」=2016年12月、中部オルペジェタ自然保護区(AFP=時事) 【ナイロビAFP=時事】世界に1頭しか残っていなかった雄のキタシロサイがケニア中部オルペジェタ自然保護区で死んだ。保護区が20日、発表した。地球上でキタシロサイは同じ保護区に雌2頭が残るのみとなり、事実上の絶滅が確定した。研究者らは、保存された遺伝子を利用した体外受精に最後の望みをつないでいる。 キタシロサイ、絶滅回避に望み=近縁種との受精卵作製-国際チーム 保護区によると、死んだキタシロサイ「スーダン」は45歳だった。「加齢に伴いあちこち衰えていた。最後は立てなくなり、安楽死しか選択肢は残っていなかった」という。 キタシロサイはかつて、ウガンダや中央アフリカ、スーダン、チャドなどアフリカ大陸中部に広く生息し
![キタシロサイ、最後の雄死ぬ=乱獲の末、事実上の絶滅-ケニア:時事ドットコム](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a4857e00e14e44184fd92780dea6bf4ec9f9124f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.jiji.com%2Fnews%2Fkiji_photos%2F0180320at53_p.jpg)