「面白いのに、なぜ結末まで見せてくれないんだよ???」 という声は、アメリカでも日本でも多く聞こえてくる。 打ち切りの決定には、非常に多くの、複雑な理由が背景にある。 テレビ局、製作プロデューサー(製作会社)、配給会社には三者三様の異なる判断基準があり、それは製作内部、しかもトップの人間にしか知り得ないことだ。 ◆番組の持つ実力(出来映えの良さと視聴者を引き付ける力)とリスク(製作費)の天秤。 製作費の高さと視聴率のバランスがとれなくなってしまった例が『ターミネーター~』だ。 アクション/脚本/演技、どれも映画並みの強さでスタートしたシーズン1はSFのジャンルではトップの滑り出しを見せた。 しかし脚本家のストライキ以降、番組は視聴者を失っていく。特に痛手となるのは「18~49才の視聴者層」の喪失だ。 有効な購買人口である18~49才があまり観なくなる番組には広告費は出なくなる。 そうなれば