コクチバスが広く生息、生態系に影 最上川、本紙記者釣果「1時間で5匹」 2015年11月04日 09:11 本紙記者が釣ったコクチバス。体長は約10~40センチで、幼魚から成魚まで幅広く生息していることが分かる ブラックバスの一種で、アユなどの在来魚への影響が懸念されている特定外来生物「コクチバス」が、最上川で繁殖を広げている。一時期のブラックバスブームの影響で農業用ため池や沼で釣りを楽しんでいた一部の愛好家が、スポーツとして釣りを楽しむために河川に放流したとみられる。全国各地で被害が確認され、本県でも最上川の豊かな生態系が崩れるかもしれないと、漁協関係者や愛好家の一部が危機感を募らせている。 コクチバスは肉食性が強く、繁殖力も旺盛。湖や沼に生息するオオクチバスと異なり、冷水や流水にも適応できるのが特徴だ。福島県の檜原湖ではイワナやヤマメの食害が確認されているほか、各地で意図的な密放流が