西武は13日、投手育成アドバイザーの清川栄治(きよかわ・えいじ)さんが悪性腫瘍のため5日に都内の病院で死去したと発表した。62歳だった。京都市出身。 清川さんは広島と近鉄で対左打者の救援投手として活躍し、438試合連続救援登板の当時の日本記録を持っていた。実働15年、438試合、そのすべてが救援登板、プロでの先発マウンドはなかった。緩急をつけたサイドスロー左腕で、対左打者のスペシャリストで働き続けた。 京都商では78年、夏の甲子園に出場。大商大へ進み関西6大学で通算24勝を挙げ、83年にドラフト外で広島に入団した。 引退後は99年から広島、2007年からはオリックス、14年からは西武で1軍、2軍の投手コーチ、育成担当などを歴任。2013年は日立製作所でもコーチを務めた。 幅広い知見を持ち、西武では現在1軍で活躍する高橋や今井、昨季支配下登録されて好投した豆田らの育成に従事するなど手腕を見せ