Photo by SATSUMABUTTONS 日本には、本当にたくさんの繊細で美しい芸術品や工芸品があるものです。 現在に受け継がれているもの然り、継ぎ手がなく、途絶えてしまったものも含め、世界に誇れる技術がたくさん生まれました。 つい新しいものだとか、海外のものだとかに目が奪われてしまう、今の時代。先進的な技術の恩恵を受けるのはもちろんいいけれど、私たちの先人が残してくれた「ステキ」と「粋」をちょっと見直してみませんか。 ご紹介する「薩摩ボタン」は、鮮やかな色彩とデザインが印象的な小さな陶器製のボタン。その昔、着物と並び日本を代表する芸術品として世界から注目され、現代でも海外の陶器コレクターの中には根強い人気があるのだそう。 Photo by SATSUMABUTTONS 幕末の頃、薩摩藩が幕府に対抗するためにお金を必要としていたため、薩摩焼で培われたノウハウをもとに陶器のボタンを作り