メキシコ・メヒコ州ネサワルコヨトル市のアリーナで戦う「ルチャリブレ」の女性レスラー「ムーンビーム」(左、2018年2月4日撮影)。(c)AFP PHOTO / Pedro PARDO 【3月25日 AFP】カラフルなマスクとコスチュームを着けたレスラーたちが激しくぶつかり合うリングの周りで、観客がはやしたてる。メキシコのプロレス「ルチャリブレ」のなかでも、これは普通の試合ではない。女性レスラー3人が自分たちより体のずっと大きな男性レスラー3人と戦う「男女対決」なのだ。 メキシコで熱狂的な人気を誇るルチャリブレに20年ほど前から登場するようになった男女戦は、この国の男女関係のメタファーと言えるかもしれない。男性優位の伝統が根深いこの国では毎年、大勢の女性たちが性的暴行の被害にあったり殺されたりしているが、それでも平等の権利を求めて女性たちは闘っている。 「台所に引っ込んでろ!」。スタンドから
![リングの上で「男女対決」、ルチャリブレの女性レスラー メキシコ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/024d8e3f2ecfb97c763bf3081fde54f0d6112d01/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fafpbb.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F9%2F1%2F1000x%2Fimg_91f1650b09554f17c93d3aa44bbcf6c2168071.jpg)