(CNN) メキシコの首都メキシコ市で、白昼若者が連れ去られる事件や殺人事件などが相次ぎ、住民を不安に陥れている。 市内では過去数週間で、米黒人公民権運動の指導者マルコムXの孫の殺害や、米海兵隊予備兵の誘拐など米国人を巻き込む事件も発生。同市はこれまでは他地域に比べると治安が良く、組織絡みの犯罪もそれほど起きていなかった。 若者が拉致される事件は5月26日の白昼、メキシコ市の繁華街ソナローサにあるナイトクラブで起きた。捜査当局によると、犯罪組織の関係者とみられる約17人が8台の車両で現場に乗りつける様子が映像に映っていたという。 被害者の正確な人数は不明。当初の報道では12人が拉致されたと伝えられたが、メキシコ市の司法当局は7日、現場の映像から車で連れ去られたと確認できたのは8人だったと話した。残る4人がどうなったのかは分かっていない。 被害者の中には16歳の未成年もいたとされ、家族などは
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