350万年前の鮮新世(Pliocene)にカナダ北極圏に生息していたとされるラクダの想像図(提供日不明)。(c)AFP/Nature/Julius Csotonyi 【3月6日 AFP】350万年前のラクダは「北極の船」だった──?太古のカナダ北極圏を巨大なラクダが闊歩(かっぽ)していた証拠を発見したとするカナダの純古生物学チームの論文が、5日の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)に掲載された。 ヌナブット(Nunavut)準州のエルズミア島(Ellesmere Island)で樹木の化石と共に発見された動物の骨の断片化石を分析した結果、350万年前のラクダの脚の骨であることが分かったという。 エルズミア島はグリーンランド北西沖の北緯80度付近に位置し、現在は植物が生えることのない不毛な土地。論文によれば、今回見つかったラクダはこれまで知ら