かつて欧州に生息していたとみられるジャイアントパンダの種のイメージ図/Velizar Simeonovski Chicago (CNN) 欧州の湿地帯に600万年前に生息していたジャイアントパンダのこれまで知られていなかった種が、ブルガリアの博物館が収蔵していた2本の歯の化石から発見された。 上の奥歯と犬歯の化石は1970年代後半に石炭の採掘地で発見され、ブルガリア国立自然史博物館が収蔵品として40年以上も保管していた。 研究結果を発表した同博物館の専門家は、この化石について「はっきりしない手書きのラベルが1枚あるだけだった」と説明。「これが未知のジャイアントパンダの化石だったと分かるまでには長い年月を要した」と述べている。 ジャイアントパンダの仲間はかつて、欧州からアジアにかけての幅広い地域に生息していた。 発表によると、今回発見された種は、これまでに知られている限りでは、欧州に生息して