記事一覧 発掘貝化石、高校生が自ら新種証明 日本古生物学会の会員に (2015年5月5日午前7時00分) 貝の化石研究が日本古生物学会から認められた吉村君。手前はこれまで収集してきた貝類の標本=福井市の自宅 福井大附属中出身で、横浜市の高校2年生、吉村太郎君(16)が、中学2年の時に見つけた貝の化石を自ら研究し「新種」と結論付け、今年1月の日本古生物学会で発表した。専門家も「間違いない」と太鼓判。正式認定に向けて論文を執筆中の吉村君は「絶対新種だと信じていた。非常にうれしい」と話している。 吉村君が新種と研究結果をまとめた化石は、イタヤガイ科エゾキンチャク属の二枚貝で、北海道などを中心に生息するエゾキンチャクガイに近い種とみられる。 中学2年の時に富山県高岡市に広がる200万〜300万年前の地層から発掘。同じ地層から見つけたエゾキンチャクガイの化石などと比較する研究を始めた。 大学の