WJプロレス旗揚げシリーズにおけるシングル戦で、天龍の強烈な張り手により長州の差し歯が崩れ、まともな歯までも抜けかかったという プロレス界に革命を起こし続けてきた天龍源一郎と長州力の知られざる「男の友情」に、骨太ノンフィクション作家、田崎健太が迫る! 前編記事で、出会いから全日本プロレス時代を振り返った両者。後編では、2003年に長州が旗揚げした「WJプロレス」における“シングル6連戦”が中断した真相を明かした! *** その後、長州と天龍は共に2大団体を後にすることになった。 まずは天龍である。90年に全日本プロレスから新団体SWSに移籍。SWS消滅後の92年に自らの団体WARを設立し、新日本のリングで長州、アントニオ猪木たちと対戦した。そして98年からフリーとなった。 一方、長州も2002年に新日本を退団。自らの団体WJプロレスを立ち上げた。03年3月、旗揚げ戦を横浜アリーナで行なって