埼玉スタジアムで8日に行われたJ1浦和のホーム試合でサポーター席出入り口に「JAPANESE ONLY」と書かれた横断幕が掲げられた。「日本人以外お断り」と読める差別的な表現が大手を振って出たことに、波紋と憤りが広がった。日本サッカー界の対応が問われている。 試合当日、20年近く浦和を応援しているサポーターの1人が、前半20分ごろに会場に到着して横断幕に気づいた。観客席の入り口に掲げられていた文言や日の丸、旭日旗(きょくじつき)などを見て「これはやばい」と思ったという。ハーフタイムに運営側の責任者に対して、「人種差別的な内容であり、放置するべきではない」と伝えると、その後、サポーター団体の代表者と思われる人物と、この責任者が「話をする」と言って事務所に向かったため、対応は任せて、また試合観戦に戻った。 しかし、試合が終わっても横断幕は撤去されないままで、再度、クラブ関係者に厳正に対応するよ