真冬の首都決戦となった東京都知事選(2月9日投開票)は、舛添要一元厚労相(65)が最新の世論調査で2位候補にダブルスコアをつける独走態勢で選挙戦をスタートさせた。次いで細川護熙元首相(76)、宇都宮健児前日本弁護士連合会会長(67)が、舛添氏を追う展開。細川氏を全面支援する小泉純一郎元首相(72)は、小泉劇場健在とばかりにエキサイトし、小泉政権の生みの親で東京五輪組織委員会会長に就く森喜朗元首相(76)を“公開処刑”してみせた。 細川元首相を全面支援する小泉元首相が初日からスパートした。細川陣営はこの日、都庁前などの3か所で街頭演説会を開催。いずれも小泉氏が登場し、細川氏の後に「よっ、真打ち!」「待ってました」の掛け声が飛ぶなか、細川氏の倍になる10~15分をかけてマイクを握り続け、どちらが候補者か分からなくなるほどだった。もっとも、話の中身は脱原発のみ。 「都政にはいろいろな問題があるが