宮城県警大河原署は3日夜、タイ国籍で世界ボクシング協会(WBA)元ジュニアバンタム級チャンピオンのヨックタイ・クリンミー容疑者(37)=同県大河原町大谷=を傷害容疑で現行犯逮捕した。 逮捕容疑は同日午後10時半ごろ、自宅で日本人の妻(37)の顔を数回殴り、軽傷を負わせたとしている。妻の通報で駆け付けた署員が取り押さえた。 同署によると、逮捕時にクリンミー容疑者は酒に酔っていたといい「生活費の絡みで口論になり、殴ってしまった」と供述しているという。大河原町などによると、同容疑者は「ヨックタイ・シスオー」のリングネームで王座を4度防衛。約3年前から同町でボクシングジムを経営していた。【影山哲也】