ずいぶん前から楽しみにしていた映画の情報が発表された。作品のテーマは『真実とは何か。虚偽とは何か』。 《作曲家の新垣隆氏(45)をゴーストライターとして起用しながら、聴覚障害者の作曲家として活動していた佐村河内守氏(52)の素顔に迫ったドキュメンタリー映画『FAKE』(森達也監督)が劇場公開されることが8日、分かった。6月4日から東京・渋谷のユーロスペースで上映される。》(スポーツ報知・3月9日) 森達也監督のコメントを読むと「さまざまな解釈と視点があるからこそ、この世界は自由で豊かで素晴らしい」と言っている。作品をどう解釈するかは見る人に委ねたいとしている。ああ、これぞ「プロレス者」ではないか。実際、森達也は雑誌「週刊ファイト」の面接を受けたほどのプロレスファンでもある。『悪役レスラーは笑う』という著作もある。 森達也氏のこれまでの作品をみても、世の中の大多数がひとつの見方にダーッと流れ
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