青森県黒石市が弘前大学と連携して、リンゴの搾りかすを利用した飼料で食用の羊を育てる事業に挑んでいる。その名も「アップルラム」。飼育に取り組んでいるのはまだ2人で出荷には至っていないが、将来的には地域特産のブランド羊肉として売り出すのが目標だ。 黒石市が事業を始めたのは2017年度。弘前大農学生命科学部の松崎正敏教授が16年度から本格的にアップルラムの生産技術の開発に取り組んでおり、共同研究という形が実現した。 リンゴとコメの産地である同市がラム(生後1年未満の子羊肉)に着目したのは、イタリアンやフレンチの高級食材として全国的に人気が高まっていることに加え、国内で消費される羊肉の実に99%以上がオーストラリアやニュージーランドなどからの輸入肉で占められているからだ。 高品質な国産ラムを生産でき… ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 --><!