野坂昭如さん自分の歌声で天国へ 出棺時に代表曲「黒の舟唄」 2015年12月13日6時0分 スポーツ報知 74年12月、日本武道館で歌う野坂さん 野坂さんの密葬で出棺時に位牌(いはい)を手にする妻の暘子さんと遺影を持つ長女・麻央さん、次女・亜未さん 9日に心不全のため85歳で死去した作家の野坂昭如さんの密葬が12日、都内の自宅で営まれた。親族や大学時代の友人、出版関係者など約40人が参列した。レザージャケットにサングラス姿と、生前同様のダンディーな姿でひつぎに納められた。出棺時には、歌手として活動していた時の代表曲「黒の舟唄」などのライブ音声が流され、自らの歌声の中で天国へと旅立った。19日に東京・港区の青山葬儀所で本葬が営まれる。 直木賞作家としてはもちろん、さまざまな才能を見せつけて生き抜いた野坂さんが、最後のお別れでのぞかせたのは、歌手としての顔だった。 読経が終わった後の出棺。位